강화도(江華島)に来たら一度は食べたいもの、それは「カンジャンケジャン」。
「カンジャンケジャン」とは人によっては、生のカニを生きたまま(!)しょうゆベースのたれにつけて作るという料理になります。
そんなことを聞くとちょっと残酷な料理に思えますが、まさにその通りなので何とも返す言葉がありません(/o\)
新鮮なカニを使うことが重要なのだそうです。
お店によっては生きたカニを冷凍にしてからしょうゆベースのたれにつけるところもあるそうですが、なんにしても新鮮なカニを使うというのが必須ということで、お店で料理として出てくるときはもうワクワクしかかないのですが、よく考えてみるとちょっと自分に問いかけたくなる料理ではあります。
最近はエビも同じような感じでしょうゆベースのたれに漬けた料理がありますが、こちらももしかしたら・・・
このカンジャンケジャンで使われるカニは主に韓国で「꽃게」と呼ばれるカニなのですが、カンファドはこのカニがとれるところで有名な地域の一つなんです。
カンファドを含むインチョンが全国で一番の水揚げ量で、こちらのサイトで紹介されていましたが、なんと高句麗の時代からこのカニを食べていたんだとか。
さすがにその時代にはカンジャンケジャンはなかったと思いますが、昔から愛されてきた食材であるこのカニを、ここカンファドではいろいろな食べ方で食されています。
色々ありますがカニは久しぶりですので今回はもちろん、カンジャンケジャンでいただいてきました。
カンファド在住日本人がおすすめのお店 푸른언덕(プルンオンドク)
数年前に行った時に食べたカンジャンケジャンの味が忘れられなくて、今回もここにきてしまいました。
以前よりちょっとお値段上がってました。こちら一人分のお値段です。
「게장백반」というのがカンジャンケジャンの食べられるメニューになります。
こちらでは三人で来て、二人前で注文をすることはできないといわれました。
(一緒に行った友達二人がちょっと前に朝ごはんを食べてきたばかりだったんです。)
基本人数分注文します。
こちらのお店ではカンファドで生産された米を使っているという表示があります。
カンファドのお米は韓国の人にとってすごく有名なお米か、といえばそういうわけではないのですが、地産地消。とれたてのものにかなうおいしさがあるでしょうか。
カンファドをちょっと中に入って行くと見える、ず――――っと遠くまで広がっている田んぼに、田舎に夏休みにきてみた、みたいな気分になります。
こんなところでとれたお米か~~。
と思うとおいしさが増します。
注文したカンジャンケジャンが来ました
きました!カンジャンケジャン!!
一人1杯ずつ来ました。
たまごたっぷりのカンジャンケジャンです( *´艸`)
食べ方なんかはyou tubeなんかで実食されている方がいらっしゃいますので、それを見るのが一番わかりやすいと思いますが、ちょっとだけ説明してみます。
甲羅のほうではなく、身のほうを半分、もしくは四分の一にカットして、おなかのあたりを口にくわえつつ、足のほうから絞るようにして身を口のほうにもっていくとあの、プリプリとした、いいしょっぱさのカニの身が口の中に自動で入ってくる仕組みになっています。
まさに幸せの極致・・・
アップにしてみました。
こないだ娘が、「正しいカンジャンケジャンの食べ方」とか言って、不要な部分を取り除いてきれいにして食べていましたが、これを目の前にするとそんなことは
まぁまぁどうでもいいこと
みたいな気がしてきます。理性とか平常心とかが軽く家出しますよね。
ただ、今回はちょっとしょっぱめな気がしたので、
次回はもう少し薄味だといいと思います
と今度また行く気満々です。
おかずはこんな感じで出てきました。
カンジャンケジャンの醍醐味としては、甲羅のほうにご飯を載せてよく混ぜて食べるというのがありますが、これもごくごく控えめに行ってサイコーです。
ただ、カニのアレルギーがある方や苦手な方もいらっしゃいますので、お気を付けください。
友達がこないだ、ちょっと食べただけで体調崩していました。
そして親切な地元と人たちとの交流もあるカンファド
ちょっと上の写真を見ていただくと手元だけですが、なんかジャラジャラしたのとか、ちゃらちゃらしてる感じの人がいるのが見てとれると思います。(写真には写ってませんが、私もこんな感じです)
コロナもあって、韓国の方も外出を今までよりは若干控えているような時期だったので、もしかしたら地元の人ばかりだったかもしれません。
にもかかわらず、そんな格好の人たちが日本語でなんだかんだ言いながらカニをほおばっています。
この時期、どうがんばってみても見慣れない観光客でしかない私たち
がどう目に映っていたのかはわかりませんが、隣に座っていたおじさんたち、食事を終え、席を立つときに突然
これ飲んでみるかね?
と声をかけてきました。
手にしているのは、どう見ても再利用されている1,5リットルのペットボトル。
中に色は赤ワインをもっと濃くした복분자(覆盆子 ポッブンジャ)みたいな色の液体が5分の2くらいはいっています。
ちなみに 복분자 (覆盆子 ポッブンジャ) とはこんな果物(?)です。
韓国ではこれをよくお酒などにつけたりして滋養強壮に役立てたりします。
偶然隣り合わせただけの全然知らないおじさんが、
ここのお店の人がつけたやつで、お酒は入ってないから
といいながら勧めてきました。
もう韓国歴も長い私たちです。心得ています。こういうときは
え?いいんですか??( *´艸`)
といってありがたく私たちもご相伴にあずかります。
(お酒じゃありませんが)
遠慮とか慎みとか、そういうのはなんか、どこいっちゃったかな~~~。
なんでも酵素が入っているということで、消化にもよさそうでした。
そんな感じで地元の人と交流しながら観光するのもまた楽しみの一つですよね。
デザート的なジュースもいただき、次はカンファドのカフェに行こうと思います。
名前 | 푸른언덕 (プルンオンドク) |
住所 | 인천광역시 강화군 송해면 하도리 343−7 |
営業時間 | 10時00分~20時30分 |
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