いつもご訪問ありがとうございます!
こちらのサイトに来てくださる方は韓国のカフェが気になる方や、K-popの翻訳、海外ショッピング系などでいらしてくださっている方が多いですが、そういった方のほかにも、韓国語に興味がある方もいらっしゃるかな、と思います。
勉強進んでますか?毎日がんばってますか?
思ったように進まないと気持ち萎えますよね。
韓国に住んでいて韓国語を使って生活している私が書いているブログですし、実は日本語教師でもありますので語学に関して、私自身もともと興味をもって生活をしてきたタイプだと思います。
韓国の語学堂で韓国語の授業を受けながら
この授業の方法は自分の授業にも生かせるかも!
みたいな視点で韓国語を勉強してきました。
なのでいつも
どうやったら効率よく勉強すること(教えること)ができるか
を考え続けていましたし、日本語を教えている間に学生さんたちからそれぞれタイプがあることも見えてきた部分があります。
そんな感じで現在もコツコツと勉強をしていますので、もしかしたらなにか語学を勉強するうえで参考にしてもらえることがあるんじゃないかな、と思ってこちらを書いてみました。
ときどきよくある画期的なうたい文句の
「これさえすればOK!」
みたいなことは私にはおこりませんでした。
コツコツと日々勉強して会話して、勉強して会話してを繰り返してきて今があります。
なのですぐに何とかなる!みたいなことはご紹介できませんが、そんなことは私なんかより皆さんのほうがご存じなはず・・ですよね。
語学堂に通っていた時は、カセットテープ(!)を持って来いと言われ、ダビングしてもらった音声を何回も繰り返し聞いたり、ドラマで女優さんのセリフを何回も真似して覚えてきました。
今回は韓国語に興味があり、韓国語が上手になりたい!
と思っている方向けの記事になります。
そしてその中でも、旅行でちょっと話せる程度で、という方向けではなく、こんな方におすすめの記事になっています。
- レベルが初級後半から中級以上の方
- 本気で勉強したいと思っている方
- 会話は何となくできるようになってきたけどちょっと行き詰ってる気がする
- 韓国語の文法を基本的なことは理解している
- 慎重に勉強したい人
- 勉強した文法が本当にあってるのか気になる方
- 韓国語でもっとコミュニケーションがとれるようになりたい
もし何かの参考になりましたら幸いです。
ちなみにじゃあ私の韓国語レベルはどうなの?って気になる方もいらっしゃるかもしれません。
ざっくりとプロフィールのところに書きましたので、気になる方はよかったらご覧くださいませ。
今身につけたいのはどんな能力?
韓国語が上手になりたい!
と思っていたとしても、実際のところ今あなたがつまづいているのはどの分野でしょうか?
自分が今どこに不満を感じているのか
を把握していたほうが、ただやみくもにやるよりも目標設定ができる分、効率よく勉強ができるようになります。
韓国語の勉強をするときに必要な能力というか、語学を勉強するときによく使われている項目として
- 聴解(listening)
- 会話(speaking)
- 読解(reading)
- 筆記(writing)
の4つの項目があります。
聞く・話す・読む・書くの4つの項目でまずは考えてみるのがいいと思います。
あなたは今どの能力を一番伸ばしたいと思っていますか?
もしくはどの能力が今の自分には足りないと思いますか?
もしわからなかったら何から始める?
自分のことってわかっているようでわからないときもありますよね。
初級から中級になるくらいのところですと基本的な文法はわかって、簡単なことでしたらこちらの意思を伝えることができるようになっていると思います。
韓国人が多い環境で暮らしているようでしたら、
なんとなく聞き取れるけど自分の話したいことが話せない
となっていると思いますし、
日本人ばかりで韓国語を聞く機会がない場合ですと、
まず何を言っているのかわからない。わかったらちょっとは話せるのに
みたいな感じになっているかもしれません。
その人の環境によって状況はちがうと思います。
その人の環境によって自分が不満に感じている部分が違うとは思いますが、資格試験などではなく、コミュニケーションをとる、という目標を持っていた場合、まずは
相手の言っていることがわかるようになる
ことが重要です。
これが大人になってから外国語を学ぶ場合の、最初のステップになります。
(もちろん例外などはありますが)
韓国語という言語を使って相手とコミュニケーションをとるためには、まず相手が何を言っているのかがわからないと会話のキャッチボールができません。
ではこの
相手の言っていることがわかる
というところは上の4つの中のどこの項目でしょうか?
もちろん「言っていること」ですので、
「聴解」
と、それから直接話しているわけではないのですが、意味がわかるという意味では
「読解」
も必要な項目になります。
まずはここ、「聴解」や「読解」のボリュームが自分の中で多くなっていかないと、相手とコミュニケーションをとる、というのはのちのち難しくなります。
- まずは相手の言っていることが理解できるようリスニングやリーディングの力をつける
- 自分の中に韓国語の知識をどんどんためていく
なんでそんなにインプットが大切なの?
「聴解」や「読解」と聞くと大学受験などで勉強した英語を思い出して、ほろ苦い気分になる方もいらっしゃるかもしれません。
大学受験などでは詰め込み教育などといわれながらも、聴解と読解をやってきた方が多いと思います。
聴解と読解は点数がつけやすいので、試験になりやすいです。
問題の趣旨があって、答えはここではこの一つである、という問題を作ることができますので、教師の視点からするとたくさんの人の実力をはかるのには最適です。
あーーーー、詰め込みか・・・
と思うと、試験なんかを思い出してこれもまたいやな気持になるかもしれませんが、この聴解や読解は地味だけど重要な項目になります。
聴解や読解といったこの領域は「インプット」といわれるのですが、インプットが多ければ多いほどアウトプット(会話や筆記)をするときにできることが多くなります。
毎日電車の中で韓国語を聞いたり、問題集などを解いてみたりするなど自分一人でもできることが多いので、比較的個人的な努力がしやすい領域です。
そのため問題集もたくさんありますし、自分でコツコツと続けていくことができる領域になります。
(そしてだからこそ難しい領域でもありますよね)
コツコツって聞くと昔の受験勉強を思い出していやな気分に…
というのも十分わかります。
あとよく言われるのは、あんなに勉強したにもかかわらず
聞けるけど話せない、とか、読めるけど自分で文章は書けない
からだめだ。
みたいなことをいわれて、やっぱり勉強だけじゃダメなのかな?
みたいな思いもつい浮かびます。
でもそれは受験という目標ではあったものの、
そこまでやってきたから聞けたり、読めたりする
わけであって、決して努力なしにそこまでできるようになったわけではないと思います。
読む・聞くも決して簡単ではなく、コツコツと続けてきたことがあるからできるわけです。
(その努力の方向性がよかったのかどうかは別にして)
韓国語は受験のためのものではないのであれば、バランスよく勉強していけばいいんです。
それに知らないことは話せない、というのは決して外国語だけの話ではありません。
知らないこと、インプットがないことはわからないというのは、外国語だけの話ではなく日本語でも同じことが言えます。
たとえば日本語でも初めて行った、わりとなまりの強い地方の方言は、日本語であるにもかかわらず聞き取れなかったり、話せなかったりすることってありますよね。
それと同じような感じです。
知らないこと、インプットがないことは韓国語だろうが日本語だろうが英語だろうが最初はわからないものなんです。
知ればだんだんできるようになります。
- 語学にはなんだかんだ言ってインプットは必要
- コツコツ自分にできることをしていくのは韓国語会話にも必要
まず必要なのはインプット
というわけで、まずは読んだり聞いたりの能力を十分に発達させる必要があります。
もちろん会話練習をしたり書く練習をしたりしながらでも全然いいと思います。
絶対がんばって1日でも早く上手になりたい!!
という思いが強い方は自分の情熱に見合ったやり方でやるのがいいです。
ただ、これは私が日本語を教えながら感じたことなのですが、
ワーホリで日本に行ったりしてなんとなく日本語が話せてしまったため、勉強はあんまりしてこなかった
という方に日本語を教えたこともありますが、ある程度のレベルから上に行くのはなかなか難しい方が多いです。
(もちろん日本ですごく日本語が鍛えられる環境にいた人、もしくはオタ活などすごく日本語を伸ばしたい理由ができてすごく上手な人もいます)
日本にいるため実践的に日本語を使う機会はたくさんあり、話すことはそれほど問題なくできますが、インプットがないので、ある程度のレベル以上の話ができなくなりますし、間違った日本語を訂正しても何が間違っているのかがわからないので、また同じ間違いをします。
このループから抜けられない人というのも一定数いました。
しかもある程度のことは話せますので、それなりの自信もありますし、また、その話し方でずっと過ごしてきたという部分も多いため、直すのが少し難しいです。
例えばですが、韓国のお土産屋さんのおじさんと話を日本語で話をしたとき、なんかあのへんな日本語は何なんだろう・・・
と思ったことはありませんか?
意思は通じるけど、何か日本語力、というよりはその人の人柄の良さで買ってしまうみたいな人もお土産屋さんにはときどきいます。
韓国語だけの世界に飛び込んでしまえば、毎日韓国語を聞きますので、雰囲気で話すことはできるようになると思いますが、しっかり力をつけたければ、インプットは多分ずっとしていくことだと思って続けていったほうがいいんじゃないかな、といろいろな学生を見て思ったりします。
※ただ、この「飛び込んでしまう」がとにかく有効な人もいます
これは本当に人の生まれもった性質による部分なのですが、この
思い切ってその言語の中に飛び込んでしまう
ことで、すぐにその国の言語を覚えるのが得意な人たちもいます。
もちろん多少の勉強はしますが、聞いたフレーズをサラッとまるで母語を習う時のように外国語を習得していく人たちです。
私は勝手に 耳のいい人
と呼んでいるのですが、雰囲気と耳の良さであっという間に外国語を習得していきます。
このタイプの方は、机に向かって勉強するよりは、you tubeや韓国語の勉強動画、ドラマなどを使って聞く練習をして、どんどん聞きながらアウトプットをしていったほうがより早く習得できます。
机に向かっていると自分の能力が出し切れずなんとなく気分もくさってきますので、人と会話しながらどんどん吸収していくほうがいいです。
- 勉強の仕方は人によっていろいろ
- 自分に合ったやり方は何かを知ったほうが効率がいい場合がある
インプットをする際の注意点
勉強の仕方として
これをちゃんと覚えたら次の課に行こう!
と、完璧になるまでしっかりしてから次に行こうと考える方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんそれを否定するわけではないですし、そうしないとほかのことをしても気になって身につかない、という方はそうするしかないかもしれません。
ただ、完璧にインプットしてからと考えるのは前に進むのをやめてしまうのに似ているので、ある程度の年齢の方でしたら6,70%くらい大体OKだったら次に行く、そして新しいことを学びながら復習もしていく。
みたいなペースでインプットをしていくという風に、
完璧主義にならないようにインプットを増やしていく
のも大切だと思います。
高校生の時に英語を勉強して完璧というのがどれだけ難しいか、というのがわかる部分もあるのではないでしょうか?
自分がどのくらいのレベルかが何となくわかるようでしたら、そのレベルですすめていくのがいいと思います。
そうやって先に進んでいくことで、振り返ったときに
あ、あれ大変だと思ってたけどけっこう簡単なんだ!
って思えることもあったりします。
例えばですが、初めてのバイトなんかも、最初はなれないことばかりなのでもたもたしてばかりですが、何回かやっていくうちに何となく身について、ちょっとすぎたころに間違ってやってるところを先輩に、そうじゃないよ、と教えてもらって、
あ、そっかそっか
と、正しい方法でまた覚えて作業したりしますよね。
そんな感じで、語学も覚えたことも少し経つと忘れてしまったり、記憶違いをしていたりすることもありますので、やりながら反復練習をしていくといいと思います。
もちろんそういうことは性格的にできないという方もいらっしゃると思いますので、そういう方は自分のペースでゆっくりされるといいと思います。
過度なストレスは若いときはまぁ肥やしにもなれるかもしれませんが、年齢を重ねてきている場合ただの重圧になってしまったりします。
早いことだけがいいことだとも思えないですし、勉強するのは本人の意思なので、納得のいくやり方で勉強するのがいいと思いますが、語学を勉強するときには柔軟性があるかないかで、本人の精神的ストレス度も多少変わってくると思います。
というのも、言語というのは数学のように正解が一つだけあるようなものではないですし、例外も多く、しかも正解があいまいなものが上級に行けば行くほど出てきます。
そこで完璧にしてから、という考えで勉強していると正直、
え・・・何これさっきと言ってること違くない???
意味わかんないなにこれ?
みたいなものが出てきて、正直いろいろつらくなります。
韓国語と日本語は似ている部分も多い分、理解のできない文法とか使い方が出てくると
なんだか裏切られた感
がして、意味もなくショックを受けたりもします。
なので、まぁ、そんなもんかもね、という心構えや柔軟性は、インプットをしている段階からも割と重要だと思います。
それから、国語が得意な人は理解語彙(あまり使ったりはしないけれど、理解できる単語)が多い方が多く、そういった方は表現も豊かになりやすいと思います。
でもこれに関しては、
そんなセンスのある言い回しはあとでいい
という方もいらっしゃると思いますので、まずは普通に会話に困らないくらいになるもののインプットが先ですよね。
時々辞書を引いていると、
韓国語の意味を調べて日本語をチェックする
↓
その日本語の意味がわからなくて国語辞書を引く
なんてこともあったりしますので、言葉に関する知識はあったほうがまぁ有利な面はあるかもしれません。
インプットのために教材が欲しいと思ったら。
こちらで0円からのいろいろな韓国語学習の本を紹介しています。
- 可能であれば完ぺき主義にならないように勉強する
- 語学は柔軟性をもって勉強したほうがいろいろつらくならなくていい
アウトプットのとき日本人が心折れるポイントは2つ
まずはインプットを息をするように続けていくという点はご理解いただけたんじゃないかと思います。
語学を勉強していくうえでこれは日常的にしていくことですので、
また勉強か・・・修行か・・・
と構えるのではなく、勉強というよりは
最近あの言葉よく聞くよね、なんて意味かな?
と気になったことを調べるくらいの好奇心的な気持ちで、新しい韓国語を聞いたら調べるくらい少しずつでも継続していくのがいいと思います。
そして、ある程度インプットがたまってきたら、もちろんやってみたいのは「アウトプット」
受験の二の舞なんてやってる場合じゃありません。
ある程度インプットしたらアウトプットも一緒にしていくのがいいです。
自分が会話をして通じた時の快感ってたまらないですよね!!
もっと勉強して、もっと話せるようになりたい!
とモチベーションあがりまくるのですが、それでも時間がたつとだんだん遠ざかっていってしまうのには、2つの理由があります。
1.発音が難しすぎる(涙)
韓国語には日本語にない音がけっこうたくさんあります。
正確に言うと、使っている音もあるのですが、日本人的にはその音の差を認識していないので、使い分けは無意識でしているか、そもそもしていません。
差はないと感じているので、口から音が出るのに任せています。
たとえば、韓国の人は
「あ」の口の大きさで「お」という「어」と、口をすぼめていう「う」の口でいう「오(お)」では違う音として認識します。
なので「おはようございます」というとき
「어(お)はようございます」
というのと、
「오(お)はようございます」
というのでは、発音がちょっと違うな、と感じています。
日本人にとってはどちらで言っても、違和感なく聞いている人が多いと思います。
なので日本の感覚で「お」を発音すると
「어(お)なの?」「오(お)なの?」
といわれたりなんかして、
え・・・何が違うの??
というようなやり取りを繰り返していると、だんだん自信がなくなってきて、会話が通じてあんなに嬉しかったのもどこへやら、だんだんモチベーションが下がってきてしまいます。
と、これはあくまでたとえですが、そんな風に、発音といえばパッチムが難しいのはもちろんですが、ほかにもテキストに書いてあるカタカナを追っているだけではわからない発音の差も結構あります。
ちなみに意識しないで話しているとき、私も子供に「건なの?」「곤なの?」と聞き返されることもあります。
これもたとえですが、でも「お」の音がはっきり違う音だと区別しているからこそ聞き返されるんですね。
発音は結構へこむポイントなので、ここで挫折される方も多いのではないでしょうか?(涙)
しかも「インプット」側とは違い、通じた時の喜びが大きい分、通じなかった時の悲しみの振れ幅も大きいため、
なんかもう、韓国語いいかな・・・
と思ってしまいそうになります。
この発音に関しては結構個人差があるので、また別のところで詳細を記事にしたいと思います。
これは人によってはわりとサクッと行けるし、また本当にしんどい、という方もいらっしゃいます。
2.自分まちがってるんじゃないか、というメンタルブロック
これは日本人に多いかもしれませんが、
ちゃんと話せるようになってから話さないといけない
みたいな思い込みがあって、なかなか口にできない人も多いかもしれません。
よく、海外の英語学校に行くと、ほかの国の人は
全然間違ってるけどバンバンしゃべって、授業崩壊みたいになってて唖然
みたいなこと聞いたことありませんか?
日本にいるとなかなかそれはできない気がします。
韓国人も日本人ほどではないですが、わりと空気読んでたりする人も最近は多いです。
そうなってくるとさらに会話をする機会が減ります。
それでなくても文法間違ってないかな?と心配なのにプラス発音も気になりますので、なかなか話せません。
こうなってくると負のスパイラルで、もう話すことがアウトプットが嫌になってきてしまうので、どうせできない、とだんだん韓国語の勉強から遠ざかってしまったりする方もいらっしゃいます。
自分の怠け心や興味がなくなってしまって韓国語を勉強しなくなるのならそれはしょうがないのですが、本当は勉強して、自分のスキルとしてもっと上手になりたい!!
と思っているのに、自信のなさからやる気がそがれていってしまって勉強をやめてしまうのは少しもったいない気がします。
アウトプットの時少しずつでも自分の韓国語能力に自信をもてるようになろう!
本当はただちょっとよく聞こえなくてお店の人に聞き返されただけなのに、自分の話し方が、話していることが間違っているんじゃないかと勘違いしてしまって、ろくに話せないなんてもったいないと思いませんか?
では勉強中の身の自分でもどんな状態だったら自信をもって話せるようになるでしょう?
発音は正直、人によってはすぐにできる人もいますし、ずっと難しい人もいます。
あと、どのくらいのレベルを目指すかによっても変わってきますが、何にしてもある程度は時間が必要なところでもあります。
会話をするとき発音に自信がなくても、話している内容に自信があったら、もう一度大きな声で話してみる気になれるのではないでしょうか。
また、最近はSNSで韓国の人とやり取りしたい、という方も多いので、発音はまたそのうち、とりあえず文字で伝わる韓国語が必要と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方はまずは自分で文章を考えて書いてみるのがいいと思います。
日記でもいいし、自分の好きなアイドルに関することを韓国語で書いてみるなど、自分が楽しく韓国語で考えられるようなことに関して、勝手にいろいろ書いてみるのです。
書いてみるというのは実は結構重要なのです。
というのも話すというのは正直
出たとこ勝負
というか、聞かれたことにとっさに答えることが多いので、実際自分が何を話したのかも覚えていないし、わからないようなときも、中級くらいですとあると思います。
会話はそれくらいあっという間に自分の中から出てきては消えていきます。
録音してちゃんと自分が何を話しているのかチェックできる人は本当に早く上達しますが、その際にも自分で何を発話したのか確認するという作業が重要です。
その点、書くときには自分で考えてチェックしてを何回か繰り返しながら文字にしていきます。
あっているのかどうか、自分で確認できる範囲ではありますが、見直しができます。
なので、勉強したものがちゃんと身についているかどうかが目で確認できるようになります。
このアウトプットをコツコツとやり、数か月たってから見返した時、
なんでこんな簡単なハングル間違えてるの??
そしてなんで気がつかなかったの、私?
みたいなことがあったりします。
やってるときはそのレベルなのでわからないのですが、自分のレベルが上がると昔の自分のが見えてきたりして、かわいいです。
書くときも完璧を目指さず、その代わり復習をしながら前に進んでいくと、いつの間にか以前は難しかったことが簡単にできるようになっていたりします。
ただ、この作業も注意する点はあります。
間違ったくせがついてしまうとかえるのはなかなか難しい場合も
一度くせとなってしまうとなかなか抜けないくらいくせになってしまう場合もあります。
もちろん間違ったものが口ぐせになってしまったとしても直せばいいだけのことですが、すぐ直るものとなかなか時間がかかるものがあったりします。
例えば形容詞や動詞の活用など一度間違って覚えてしまったり、あいまいに覚えていて、なんとなく使おうとしてしまうとあとで直すのに苦労することがあります。
なんでそんなことを知っているか、というと、私は日本語教師でもあるので、今まで教えてきた学生さんたちの中にいつも同じ活用で間違っている方を見かけることが多くあったからです。
韓国人で日本語を習っている方に起こることは当然ですが形を変えて日本人にも起こります。
自分では気づけなかったりすることもあるので、会話や筆記の領域は先生となる人がいたほうがより上達が早くなります。
アウトプットの時には先生がいたほうがいい
どんなに正しく勉強していたとしても、知らないうちに間違って使ってしまったり、勘違いをして覚えていたりするのが外国語です。
なので、インプットはひとりでするのが効率よく覚えられる領域だ思いますが、アウトプットに関してはよく知っている人と一緒に勉強できるのであればそれが一番いいように思います。
身近に愛情をもってすぐ直してくれる人がいればいいのですが、(恋人という意味ではなく先生、友達、などなどで、だめじゃん、また間違ってるよ!!みたいな言い方をしてやる気をそがない人)そうじゃない場合は、一人でコツとつとしていくことになります。
でも、アウトプットを一人でやる場合、インプットと違って達成感みたいなものがつかみづらい傾向にあります。
というのもインプットだったら自分で正解かどうかを確認できて
やった!!あってた!!
みたいな達成感も得られますが、一人のアウトプットは得られないわけではないのですが、これで大丈夫かな?みたいな不安要素を残しながらの作業になります。
これだとなんとなくやっていても足元がおぼつかない感じがして、やる意味は本当は十分あるんですが、ある時ふと
これ、本当に効果あるのかな?
という気持ちがよぎりだすと、だんだん学習から足が遠のいていったりもします。
しかも受験や仕事のように強制力がないので、気持ちが遠ざかってしまうとだんだん行動も遠ざかってしまいがちです。
そのまま勉強しなくなってしまうことも全然ありで、やる気が出てきたときにまた始めればいいだけのことなのですが、
今のこのヤル気がある状態をキープして
早く上手になりたい!
と思ったり、話すときに少しでも不安要素をなくして、自信をもって話せるようにしたい!
とお考えでしたら外部のサービスを頼ってみるのもいいと思います。
最近は韓国語を教えてくれるスクールも結構ありますし、アプリなんかで勉強できるのもの増えています。
オンラインで勉強できるところも増えさらに環境は整ってきています。
そんな中、最近はこんなサービスもあるんだ!と思ったものがありましたので、一つ紹介しますね。
- アウトプットはひとりでしているとちょっと心細くなることがある。
- 外部のサービスを利用してみるのもおすすめ
「書く」を添削してくれるコスパの良い「三行日記添削」
三行というか100文字以内で書いた、日記や文章を添削してくれるサービスです。
サービスの特徴
・LINEでやりとり可能な手軽な添削サービス
・月額7,980円、1回あたり266円と低価格
・3日間の無料体験が可能
・24時間以内に添削してくれる
添削してくれているところは「トミ」先生というyou tubeをされている方ですので、もしかしたら見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
色々なサービスを展開されていますので、書くのは元々苦手、会話から練習したい!という方はほかのサービスを見てみるのもいいと思います。
ただ、私なんかは最初はちょっと不安だから何回か見直しができる「書く」ほうが気楽に始められるタイプですので、こういったところから韓国語のアウトプットをしていくのもいいなと思いました。
無料体験があるのがいい!
あと、私はわりと
先生との相性は重要だ
と思っているので、3日間の無料体験があるのもいいと思いました。
これはどちらがいい悪いではなく、自分とあうかあわないか、というのはあると思いますので、最初に試してみて大丈夫そうだ、と思ってから始められるのは安心です。
逆に「なんかあわないな」と思ったときには無料のうちにやめればいいだけですので、リスクもありません。
まぁ「書く」の時には「話す」の時ほどには重要ではないかもしれませんので、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。
個人的には間違っても話す、くらいの精神で大丈夫だと思いますが、なかなかそんな風になれない気持ちも十分理解できます!
自信をもって韓国語を話せるようにまず、
アウトプット
↓
アウトプットの修正
の作業があって、「正しい」といわれる答えがあると安心してアウトプットできるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英語に比べたら語順なども似ていて勉強しやすい韓国語ですが、それでももちろん外国語です。
日本語を話すのと同じように話してしまうと実は違和感があったり、さらには伝わらなかったりします。
あーーー、わかる。日本語を韓国語に直訳したらそうなるけど
韓国語でそういう語順でそういう言い方はしないんだよな・・・
みたいな、韓国語の表現はたくさんあります。
中級から上級になってくるとさらにそういったものが多くなるように感じます。
これは自分がアウトプットをしてみて初めて
「え!こういういい方しないんだ!!」
みたいな経験をすることで学んでいく部分もありますよね。
これはやってみないとわからない部分でもありますので、そういうところをこういったサービスで学べるというのはとてもいいことだと思います。
アウトプット「書く」が上手になったら「話す」も上手になる?
「書く」ことを練習して、わりと自信をもって表現できるようになったとしても、「話す」はまた別の機能を使ってアウトプットをするので、
「書ける」=「話せる」
にはなりません。
でも当然ですが、それは決して「意味のないもの」ではありません。
話す能力の「条件反射能力」が身についてきたら、そこからは自分の話したいことがスラスラと出てくるようになります。
そうしたら発音に自信がなくても、何回でも!自分の言いたいことを言える自信がついてくると思います。
そのためにも通じる韓国語を韓国語を理解している人にチェックしてもらうのは、自分の自信にもつながるので(だってこの韓国語でいいって言われたし!!みたいな)自信を持てるようになるまで、ちょっとお試しなどもいいと思います。
アウトプットとインプット、どちらも語学習得のためには必要な能力で努力を伴います。
でもそれが少しでも楽しく、そして簡単で回り道がないよう今回の記事がお役に立てるところがあったら幸いです。
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